メガデデンネはマイナー

SS板Produceで完結したSSなどをまとめていきます。プロデューサー支援用ブログ

ハブネーク「あの日の約束、覚えてる?」

こたさんや 2014/08/09(土) 10:17:03 id:rdt7h05c0
ザングース「おーい!こっちだよ!ははは!」

ハブネーク「待ってよー!ザングースくん!はぁ、はぁ」

幼いころ、俺、ザングースと同じくらいの年の女の子のハブネークはよく一緒に遊んでいた。
出会いなんてひょんなことだった。気付いたら一緒に遊んでいた、それだけだ。

・・・って、それは出会いでもなんでもないか。

そんなことはどうでもよくて、俺とハブネークはほんとによく遊んでいた。今思えば、毎日のように遊んでいたのではないかとも思う。

ザングース「遅いぞハブネーク!こっちこっち!はやくー!」

ハブネークザングースくん・・・はぁはぁ・・・早いよ・・・!きゃあ!」ドテ!

ザングース「あ!ハブネーク!」

会うたびにいろんなところを探検して、一緒に新しい発見をして、俺たちだけの秘密を増やしていった。
例えば自分の背丈以上に生い茂った草むらの中、薄暗く冷え切った洞窟の中、濃霧で回りが見えないような森の中。

どんなに危険な場所でも、必ずついてきてくれたハブネークは俺のかけがえのない友達であり、そして

ザングース「あーあ。こけたのか、ダッセー!ははは!」

ハブネーク「うう...うわーん!い、いたいよ~!わぁ~ん!」

ザングース「おいおい、泣くなって...」

ハブネーク「あ~ん!ザ、ザングースく~ん!うあ~ん!」

ザングース「あー、もう。しゃーないな。...ほら、肩貸してやるからその・・・巻きつけよ」

ハブネーク「ひっぐ・・・うう、ザングースくん・・・!ありがとう!」ニコッ

ザングース「う...いいから、早くしろよな///」

俺の・・・好きな人だった。俺は幼いながらに恋をしていたのだ。どこが好きとかでなく、ただただ好きだった。
一緒にいるだけで、幸せだった。・・・ハブネークも同じことを思っていたのだろうか?

ハブネーク「...ねえ、ザングースくん」

ザングース「なんだ?」

ハブネーク「ずっと、いつまでもずっと、ずーっと一緒にいようね!約束だよ!」

ザングース「...ああ。いつまでもずっと一緒、約束する!」

思ってたんだろうな、同じこと。・・・まだ幼かった、あの時までは。

 

こたさんや 2014/08/10(日) 15:31:11 id:hOiyuFio0
ホウエン地方

ザングース「ふぁ~...ねみ」

朝というより、昼に近い時間。俺は今日も114番道路に向かっていた。目的というか、なんというか。日課だ。

114番道路は、とにかく広い平地が特徴の道路。俺の家の近くということもあり、小さい頃もよくここで遊んでいた。
もちろん、一人ではなく友達とだ。

平地の真ん中にポツンと一つ置かれている白い岩。それが目印としてわかりやすいため、その友達との待ち合わせに使っていた。
そこで待ち合わせては、毎日色んな所に行ったな。幼いころは。

今は違うんだけど。

ハブネーク「・・・」

114番道路についた俺は、まっすぐ白い岩に向かう。そこに、今日も彼女はいた。

ザングース「よお暇人。まーたここでたむろってんのか」

ハブネーク「...何よ。その挑発的な言い方」

こうして、また俺たちの争い(にちじょう)が始まる。
こたさんや 2014/08/10(日) 15:44:43 id:hOiyuFio0
ザングース「挑発的って、事実じゃんか」

ハブネーク「私がここにいようがあんたには関係ないでしょ?」

ザングース「お前がここにいることで俺の散歩の妨げになるんだよ」

ハブネーク「それって私がいるだけで邪魔ってこと?何それ、大体いつも同じようなとこ散歩してるあんたが悪いんじゃない。あんたこそ暇人よ」

ザングース「なんだと...!大体お前を見るだけでその...ウズウズして...不快なんだ!」

ハブネーク「不快...!?」

あ、またやっちまった。・・・どうしてこうなるんだよ、俺は・・・争いたいわけじゃないのに。

ハブネーク「...もういいわ。今日こそ決着つけましょう。あんたとのやりとり、うんざりなのよ!」

ザングース「ああ上等だ!俺が勝ったら今度こそここから去ってもらうぞ!」

ハブネーク「...いいわよ。あんたこそ、私が勝ったら二度とここに来ないでよね!」
こたさんや 2014/08/10(日) 15:55:00 id:hOiyuFio0
ザングース「俺から行くぞ!ひっかく!」シャキン!

ハブネーク「遅いわよ。そんな攻撃じゃ私に当たらないって、いつになったら学ぶのかしら?」ヒョイ

ザングース「っく...!」

ハブネーク「今度はこっち!ポイズンテール!」ビュゥゥン!

ザングース「あぶね!...へへっ、どこ打ってんだよ!?」

ハブネーク「何を...!」

そんなこんなでバトルが進んでゆく。俺たちの攻撃はほとんど当たらない。まるで、本当は当てるつもりがないかのように。

ザングース「まだまだ!ひっかく!」

ハブネーク「だからそんな攻撃...きゃあ!?」ドテ!

ハブネークは何故かバランスを崩し、転んでしまう。そんなことはお構いなしに俺の爪はハブネークに向かう。

ザングース「なに!?ちょ!」

シャキン!

ハブネーク「いったあああい!!」

俺のひっかく攻撃が、ハブネークに直撃した。
こたさんや 2014/08/10(日) 16:08:49 id:hOiyuFio0
ザングースハブネーク!?おい、大丈夫か!?」

ハブネーク「いった...うう...」

ザングース「目立った外傷は・・・ないようだな。よかった、立てるか?」

ハブネーク「うん...ありが」

ハブネーク「スキあり!」

ザングース「おわ!?」

俺が近づいて手を差し伸べた瞬間、ハブネークが俺の体に巻き付いてきた!

ハブネーク「ふっふっふっ、勝負はまだついてないのよ。食らえ!まきつく攻撃~!」ぎゅうう

ザングース「おお!?や、やめ・・・」

俺の体はすごい力で絞められる・・・ことはなく、特に苦しくもない。ただ、巻き付かれている感覚だ。
しかし、むしろそのほうが危険であった。

その・・・ハブネークの成長した身体が・・・密着して・・・。

ザングース「お、おい・・・お前の身体が、うわ・・・!」

ハブネーク「ちょ!?ちょっと!なに顔赤くしてんの!?変なこと考えないでよ!」

ザングース「そ、そんなこと言ったって・・・は、放せよ!これ以上はまずいから!」

ハブネーク「な、何がまずいのよ変態!!これは攻撃なのよ!もっと苦しみなさいよ!」

ザングース「攻撃ならもっと強く絞めやがれ!」

ハブネーク「全力...なの!」

やばい、これ以上は、ほんとにやばい・・・!
こたさんや 2014/08/10(日) 16:23:45 id:hOiyuFio0
ああ、柔らかくて・・・ぷにぷにしてて・・・気持ちいい。
はっ!ダメだ!意識が飛びかけてる!早く振りほどかないと!

ザングース「・・・そうだ!」

ハブネークの尻尾の先端、ここを持って引っ張れば振りほどけるはず。その先端からは毒がでているが、俺には特性免疫で毒が効かない。
そう思い立った俺はハブネークの尻尾の先端を掴んだ。

ギュッ!

ハブネーク「はぁん!」

ザングース「おわっ!?」

ハブネーク「ちょ、ちょっと...どこ触って...ああん!」

ザングース「ど、どこって、尻尾の先端...ってお前!なんでエロい声だしてんだよ!」

ハブネーク「そ、そこは敏感...あ!はぁぁ...!」

知るかんなこと!なんで攻撃するところが性感帯なんだよ!
それでも、俺は俺でこの巻き付かれている状況をなんとかしたいため、引けない。俺は再び先端を持って振りほどこうとする。

ハブネーク「あ、あ、ああ...やめてよぉ...へんた、ああ!ひゃぁぁん!」

ザングース「くそ!なんでほどけない・・・あわわわ!」

ハブネークの身体は強張っているのか、俺への締め付けの力が増した。しかしそれでも苦しくはなく、むしろ今までよりも体の柔らかさを強調するような締め付けになっていた。
こたさんや 2014/08/10(日) 16:37:15 id:hOiyuFio0
ザングース「っく・・・!」

このままじゃ俺は違う敵に負けてしまう。なんとかしなきゃ。・・・力づくじゃだめってことか?

ザングース「これで・・・ほどけろ!」サワサワ

俺は先端を優しく握り、振りほどきたい方向に促すように尻尾を撫でる。力でダメなら、自らほどかせようと思いついた手だ。

ハブネーク「はぁぁ...!ダメ、そんな優しく...したら、ゾクゾクして...ああん、はぁん!きもち...!」

って何やってんだよ俺!そんなんでほどけるわけないだろ!考えなおせ!

ハブネーク「ああ...やめないで...つづ、けてよぉ...はぁ、あぁ...」

なんか変なスイッチ入れちまったし・・・俺ももうなんかやばいし、何が何だかわかんねえ!
ええい!もうなんでもいい!こんな状態ならいけるはず、力づくだ!

俺は先端を強く持ち、素振りをするような動作で腕を振る。これでほどけるはず!

ハブネーク「ひゃぁぁ!ダメ!ダメダメ!あぁん!強くしないでぇ!」

ザングース「勝負を、忘れたか!おらいい加減放せよ!」

ハブネーク「あ!ああ!ダメ!やめて!やめてよお!」

ザングース「いいから放せやああああ!!」

ハブネーク「あ!あ!あ!きちゃう、きちゃうの!ダメェェェェ!」

???「お前ら!またここで喧嘩して!いい加減にしないか!」
こたさんや 2014/08/10(日) 16:58:06 id:hOiyuFio0
ザングース「!?」
ハブネーク「!?」

俺たちのバトルはその一声で中断された。
114番道路の管理を任せれている、ノクタスさんだ。

ノクタス「ここでハブネーク一族とザングース一族が争うことは禁じていると何度言ったらわかるんだ!」

ザングース「げ・・・」

ハブネーク「そ、それは・・・」

ノクタス「お前らいい加減にしないと・・・ぶち殺すぞこらああああ!!!」

ザングース「やっべ!キレやがった!逃げるぞ!」

ハブネーク「え、ええ!」

ノクタスさんが怒号をあげた瞬間、ハブネークは俺から離れ、互いに逃げる準備が整った。・・・あっさりほどけるじゃねえか。な、名残惜しくはねえからな。

ザングース「しょ、勝負は預けるぜ!」

ハブネーク「い、命拾いしたわね!」

ザングース「な!勝つのは俺だ!」

ノクタス「お前らああああああ!!!」

ザングース「まず・・・!じゃ、じゃあな!」

ハブネーク「ええ、また明日!」

そして俺とハブネークは互いに背を向けて走った。また明日、という言葉を聞いてから。
こたさんや 2014/08/10(日) 16:58:36 id:hOiyuFio0
今更ながらエロ注意でした、すいません
11 こたさんや 2014/08/10(日) 17:16:24 id:hOiyuFio0
ザングース「ただいまぁ」

ザングース母「おかえり」

家に帰ってきた。家には母がいた。料理をしているようだ。

ザングース「お袋、今日の飯は?」

ザングース母「カレーよ。あとちょっとでできるから待ってなさい」

ザングース「あいよー」

カレーか。腹減ってきたな。
なんだかんだハブネークとは夕方近くまでバトルしていたらしい。・・・バトルと言えるような内容とは思えないが。とにかくだ、今の俺には空腹の状態で夕飯を待つことしかできない。

ザングース母「そういえばあんた、最近ハブネーク一族と会ってないでしょうね?」

ザングース「は、はぁ?どうしてんなこと聞くんだよ」

ザングース母「114番道路でザングースハブネークが戦うところを見かける人が多いんだって。あんたは昔ハブネークと仲が良かったから、まさかと思ってね」

ザングース「んなわけないだろ。小さい頃の話なんだから、今でも会うわけねえって」

ザングース母「そうよね、そんなわけないわよね。だって、ザングース一族とハブネーク一族が会ってはいけないって掟、知っているものね?」

ザングース「当たり前だよ。常識だろ」

ザングース母「よかった。きっとまだ闘争心を持ってない親戚の子なのでしょう。疑ってごめんね」

ザングース「いいよ別に。・・・部屋、戻るから」

ザングース母「はいよ。ごはんできたら呼ぶね」
12 こたさんや 2014/08/10(日) 17:34:04 id:hOiyuFio0
ザングース「はぁ・・・っと!」ボフン!

自分の部屋に戻った俺はベッドに倒れる。気分が悪い。

ザングース「わかってる。わかってるっての・・・くそ」

わかってるんだ、ハブネークと会ってはいけないことくらい。でも・・・。

元来昔から、ザングース一族とハブネーク一族は敵対していた。どっちが何をしたというわけではなく、本能的にだ。
ザングースハブネークは、遺伝子レベルで相性が悪いのだ。

お互いに争う気持ちがなくても、体の内側から湧き上がる闘争心で、ザングースハブネークは戦ってしまう。

しかし、幼いザングースハブネークはその兆候はでない。ある程度成熟した、人間で言う思春期あたりの頃に互いに闘争心が出てしまう。
この闘争心は抑えようがなく、会うだけで互いを傷つけて互いの子孫を奪い合ってしまう。

それを止めようと、互いの一族はある掟を定めた。それは、【闘争心が現れたザングースハブネークは、どんな事情があれども会ってはならない】という掟だ。この掟を守り続けて、互いの一族は子孫を繁栄させてきたのだ。

今の俺とハブネークはすでに闘争心が現れている。俺たちは掟を破っているのだ。
13 こたさんや 2014/08/10(日) 17:50:31 id:hOiyuFio0
ザングース「いつからだっけ、この体の奥から湧き上がる不快感は・・・」

俺たちは、ただいつも通りに遊んでいただけなんだ。でもある日、不意の不快感に襲われ、俺はハブネークに攻撃してしまった。
ハブネークはそんな攻撃には動じず、冷徹に反撃してきた。・・・これが、今の俺とハブネークの仲を作ったんだ。

そんな出来事のあと、俺は一族の掟を聞かされて、ハブネークにはもう会うなと言われたんだっけ。

でも、会うことをやめなかった。ハブネークが「また明日」と言ってくれるから。

ザングース「やめられるわけ・・・ないだろ」

それに、ハブネークに会うと不快感が湧き上がってくる。しかし、それだけではなく体の奥からもう一つ湧き上がってくるこの・・・熱く、心地いい気持ち。嬉しさ、というのか。このよくわからない気持ちが俺をまたハブネークのもとへ誘うのだ。
なんだろうな、俺。このことを考えるとキリがない。

ザングース「明日こそは、ちゃんと話をしよう」

戻るんだ、幼かった頃の俺たちの関係に。・・・友達に、戻るんだ。

ザングース母「おーい、ご飯できたわよー」

ザングース「あーい」

飯だ、いこう。
14 こたさんや 2014/08/10(日) 18:13:57 id:hOiyuFio0
ハブネークside―

ハブネーク「はあ・・・」

私は自分の部屋に戻り、ため息をつく。今日も戦っちゃったな、なんでこうなっちゃうかな。
理由はわかってる、体の奥から湧き上がる闘争心。これが私とザングースを戦わせるんだ。わかってるんだけど・・・

ハブネーク「どうにか、抗えないもんかな・・・」

私はただ、ザングースと遊びたいだけなんだ。ザングースと・・・過ごしたいだけなの。

ハブネークザングース・・・」

でも、もう長くは会えないかも。今日帰って来たときにパパから聞いた、114番道路で戦っているザングースハブネーク。あれは間違いなく私たちだ。パパは私を疑ってはいなかったけど、もしかしたらザングース側にはばれてるかも。

もしばれてるとするなら、私たちは掟破りの者。どういう処分をされるかわからない・・・。でも・・・

ハブネーク「会えなくなるのは・・・やだよ・・・!」

幼いころからずっと一緒だったザングース。私は小さい頃からずっと彼の背中を追い続けてきた。そんな彼は私の大切な友達で・・・

ハブネークザングース・・・」

ふと、自分の尻尾の先端が目に入った。今日、ザングースに握られ、撫でられ、引っ張られた場所。

ハブネーク「(気持ち・・・よかったな)」

あの時の状況を思い出したら、たまらず恥ずかしくなり、そして興奮してきた。

ハブネーク「・・・ああ、我慢できない!」

私は自分の尻尾の先端を、自分の身体で巻きつけて擦りあわせる。いわゆる、自慰というものだ。

ハブネーク「あぁあ!ああん!気持ちいい!気持ちいいよザングース!はぁぁん!」

ザングースに弄られたことを思い出し、無我夢中で擦る。いつもより気持ちいい・・・声が、出ちゃう!

ハブネーク「あ!あ!ああ!イク!イッちゃう!ああああああん!!」ビクンビクン

はしたない声をあげながら、絶頂してしまった。疲れ果てた私は、そのまま眠りについた。
16 こたさんや 2014/08/10(日) 18:51:58 id:hOiyuFio0
~次の日~

ザングース「・・・よし、お袋~!俺出かけてくるから~!」

返事はない。まあいいだろう。
俺は今日も114番道路に向かう。・・・日課だよ日課。

ザングース「今日こそは・・・ちゃんと」

話をするんだ。そう決心し、114番道路につく。白い岩の前に、彼女はいた。

ハブネーク「ま、またきたのね・・・」

不思議と、顔が赤い。なにかあったのか?

ザングース「おい、顔が赤いぞ。体調でも悪いのか?」
ハブネーク「な、なんでもないわよっ!このバカ!」
ザングース「ば、バカだと!?」

でも、いいぞ。ちゃんと会話らしくなってる。このまま・・・。
ズクン!

ザングース「せっかく心配してやったのによ・・・最悪なやつだなお前は!」

俺は湧き上がる闘争心に負け、ハブネークに暴言を吐く。これは・・・言い過ぎだ。

ハブネーク「そんな...あんたこそデリカシーがない男なのよ!」

ザングース「なんだと...!っへ!もうこれ以上話しても埒が明かねえ!バトルしやがれ!」

ハブネーク「そうね!昨日の決着がついてないものね!いいわよ、バトルよ!」

まただ。またバトルだ。どうして・・・くそ!

ザングース「いくぞ!ひっか」

???「やめなさい。あなたたち」

ザングース「ああ?また頑固親父のノクタスかよ!」

やべ、これノクタスさんだったら殺される!
しかし、この戦いを止めたのは、思わぬ人物達だった。

ザングース母「やっぱあんただったのね・・・信じていたのに・・・!」
ザングース「な・・・!お袋!?」

ハブネーク父「ザングース一族だけではないぞ!ったく、ワシの娘でありながらなぜ!」
ハブネーク「パパ!?なんでパパが!?」

俺たちが戦っているところを、親に見つかってしまったのだ。
17 こたさんや 2014/08/11(月) 00:13:36 ID:4VHibVu.0
ザングース「な、なんでお袋がこんなとこいんだよ!?」

ザングース母「近所で一族が争っていると言われると・・・やっぱり心配でね。まさかあんたじゃないだろうと思って後をつけてみたのよ」

ザングース「くそ・・・」

ハブネーク父「ワシも同じだ。ハブネーク一族の娘でありながらなんてことだ・・・!」

ハブネーク「パパ!これは違うの!」

ハブネーク父「なーに、安心せえ。どうせその小僧に誑かされたのだろう?」

ザングース母「あーら?そちらの娘さんこそ少々甘やかしすぎではなくて?教育が足りないんじゃないかしら」

ハブネーク父「なんだと!ザングースの分際で娘を馬鹿にするつもりか!」

ザングース母「そちらこそ!一体何の根拠を持って息子を侮辱してますの!?」

俺のお袋もハブネークの親父も、完全に闘争心に負けていた。そう、例え大人たちでもこの闘争心には抗えないのだ。

ザングース「お、おい!お袋たちが争ってんじゃねえよ!」

ハブネーク「そ、そうよ!やめてよパパ!」

ハブネーク父「大体お前たちが悪いんだろ!掟を破って・・・なんてことをしてくれた!」

その通りだ。悪いのは、掟を破った俺たちだ。

ザングース母「もうどうにもならないわね。大体こんな近くにザングース一族とハブネーク一族が住んでいるのがいけないのよ。・・・ここから去ってくださいませんか?」

ハブネーク父「ああいいとも!もうザングース関係でのいざこざはたくさんだ!喜んで去ってやるよ!」

ハブネーク「ちょ、ちょっとパパ!去るってどこに」

ハブネーク父「別の地方に行くんだよ。ほら、そうと決まれば早く帰るぞ我が娘よ!」ガシ!

ハブネーク「きゃ!?ちょっと!放してよパパ!やだ!いやだってばパパ!」

ハブネークは親に連れられ帰った。他の地方って・・・まさか、もうハブネークとは会えないのか!?

ザングース「お、お袋・・・ハブネークは・・・」

ザングース母「ハブネークのことはどうでもいいから、早く帰るわよ。帰ったら説教よ!」

会えなく・・・なるのか
18 こたさんや 2014/08/11(月) 01:03:11 ID:4VHibVu.0
ザングース「ああ!くそ!」

お袋の説教が5時間ほど続いた。長すぎんだよ・・・。疲れたし、ちょっと休もう。

そう思い、自分の寝床につく。この調子ならすぐに寝れそうだ。そう思っていたが・・・

ザングースハブネーク・・・」

説教中もずっとハブネークが頭から離れない。他の地方、遠くに行ってしまうということ。それが、掟を破った罰。

正直、実感が湧かない。夢でも見ているかのようだ。それほど、一緒にいたってことか。

ザングース「ずっと、一緒にいたよな」

そう、幼いときからずっと。色んなとこに行って、同じ景色を見て、同じ経験をして、同じ時間を過ごしてきた。
どんなとこでもついてきてくれたハブネークは大切な友達で、大好きだった。ああ、懐かしいな。

そうだ、俺はハブネークに恋をしていた。生意気だよな、ガキのくせに。

(じゃあ、今はどうなんだよ)

・・・なんだろう、昔の俺が今の俺に問いかけてくるようだ。

(俺は、ハブネークが本気で好きだ。どこがとか具体的に言えないけど、好きなんだ。お前は、どうなんだよ)

どうなんだって、なんだよ。俺は・・・。

(お前は、変わってしまったのか?お前の魂(こころ)まで、闘争心に負けちまったのか?)

・・・んなわけねえだろ。俺は変わっちゃいねえよ。あの時と何一つ。

(じゃあ、聞かせろよ。今のお前の気持ち。ハブネークをどう思ってるのか)

・・・俺は、ハブネークが、・・・好きだ。そうだ、あの時と何も変わらずハブネークが好きだ!

(もっと、もっと響かせてみろ!)

お、俺は・・・!

ザングースハブネークが好きだ!!」
19 こたさんや 2014/08/11(月) 01:14:27 ID:4VHibVu.0
ふと、目が覚めたような感覚。寝ていたのか?だとすると、あれは夢?

でも、内容は鮮明に覚えているし、なによりこの胸に残る熱い感覚。

ザングース「...ははっ、まさかガキの俺にも説教されるとはな」

幼い頃の俺が思い出させてくれたこの気持ち。まさか忘れてしまったとはな。我ながら情けない。
俺はハブネークが好きだ。あの時と何も変わっちゃいない。俺はあの時とはなにも変わってはいないんだ。

全部思い出したぞ。だからもう

ザングース「ぜってー、忘れねえぞ」

ッダ!ガタン!ダッダッダ!

休んで鈍った体を無理やり叩き起こし、家を出る。目的は決まってる、ハブネークを引き留めるんだ!
確かに俺たちが掟を破った罰として、当然の処置なのかも知れない。

でも、関係ない!少なくとも俺のこの気持ちとは!

ザングース「はぁ、はぁ、はぁ!ハブネーク・・・!」ダッダッダ!

俺はある場所を目指して全力で走る。もしハブネークも俺と同じ思いなら、そこにいるはずだから。

待ってろ、今・・・迎えに行く!
22 こたさんや 2014/08/11(月) 19:16:05 ID:7hcB6fCw0
ハブネークside~

ハブネーク父「持っていくものは・・・これぐらいでいいな」

私とザングースが掟を破った罰として、私は他の地方に引っ越すことになった。
これの意味することは、私はもうザングースと会えなくなるということ。

ハブネーク「ねえパパ!考え直して!引っ越すなんてやだよ!」

もう何度訴えただろうか。パパはうんともすんとも言わず、テキパキと引っ越しの準備を進める。

ハブネーク「ねえパパ!」

ハブネーク父「娘よ」

ここにきてパパが初めて私に対して言葉を発する。

ハブネーク父「お前はハブネーク一族の娘だ。ハブネーク一族として、子孫を繁栄させなければいけない。子孫を繁栄させるには、ザングース一族はとても危険な存在だ。それは相手にとっても。・・・自覚を持て、娘よ。お前はもう子供じゃないだろう?」

確かにそうだ。パパの言うことは何一つ間違っていない。お互いの子孫繁栄のため、会ってはいけないのだろう。でも・・・

今の私を怒らせるにはこれ以上ない言葉だった。

ハブネーク「何よ…一族一族って。私は一族のためだけに生きなきゃいけないの!?子孫繁栄させるだけが私の生きる意味なの!?私の気持ちも知らないで、勝手なこと言わないで!!」

ハブネーク父「な、それは…!」

ハブネーク「遊んじゃいけないの…?会ってはいけないの…?・・・恋しちゃ、いけないの?」

ハブネーク父「なに?」

ハブネーク「好きな人に会うことも出来ないなら・・・私、ハブネークになんか生まれたくなかった!!!」ッダ!

ダッダッダ…!

ハブネーク父「お、おい!…恋、だと…?」

私は家を飛び出し、宛もなく走りだした。
23 こたさんや 2014/08/11(月) 19:29:44 ID:7hcB6fCw0
ハブネーク「はぁ・・・はぁ・・・」

私はある場所で足を止める。114番道路、白い岩の前だ。

ハブネーク「やっぱり、ここよね…」

二人がいつも出会う場所。宛はなく走ったけれど、やはりここに行き着いてしまうらしい。

ハブネーク「ひどいこと、言っちゃったな」

ハブネークになんか生まれたくなかった。たぶん、今までで一番の暴言だ。これ以上の親不孝はあるのだろうか。
今日は…帰れないな。

ハブネーク「はぁ…来てくれないかな」

もちろんパパではなく、彼のこと。無意識に彼を求めてしまうあたり、私はもう末期なのではないだろうか。きっと、会ってもまたぶつかり合うだけなのに。
それでも…会いたいよ。

スタスタ…

ハブネーク「・・・!」

何者かが近づく足音がした。私は彼の訪れを予感する。

ハブネーク「ったく、あんたも来るなんて」

マッスグマ「ほぉ、可愛い子が一人で何してんの?」

グラエナ「こんな遅い時間に、もしかして家出?」

そこにいたのは彼ではなく、如何にも頭の悪そうなガラの悪い男二人組だった。
24 名無しのデデンネ[sage] 2014/08/11(月) 19:36:03 id:xWfb5/6U0
ハブネークかわいい
25 こたさんや 2014/08/11(月) 19:48:05 ID:7hcB6fCw0
ハブネーク「何、あんたたち。何の用よ」

なんでこいつらなのよ。私が待っているのはあんたたちじゃない。
私は先ほどのこともあり、怒りが最高潮に達していた。

マッスグマ「へぇ~、強気だね君」

グラエナ「男二人組を前にしてビビらないんだ?」

ハブネーク「あんたたちみたいの見てるとイライラするの。帰って」

マッスグマ「ッケ、黙ってりゃ家招いて泊めてやったのによ」

グラエナ「もうよくね?ここでヤッちまおうぜ」

ハブネーク「あんたら何話して」

マッスグマ「それもそうだな。それにしてもその体…くぅ~!そそるわ!」

グラエナ「あの体でしごかれたら気持ちいいんだろうな…」

ハブネーク「ちょ、ちょっと!何考えてんの!」

マッスグマ「単刀直入に言えば、ヤらせてくんね?」

グラエナ「大丈夫、君は俺たちのアソコに巻き付いてくれればいいからさぁ」

ハブネーク「信じらんない…何考えてんのよ…!」

グラエナ「なぁ、頼むよ」

ハブネーク「いや、来ないで!!」

マッスグマ「図に乗んじゃねえぞこのアマァ!」バシッ!

ハブネーク「きゃあああ!!」ガクン!

頭を思い切り叩かれ、倒れる。頭がグラグラして動けない…。

マッスグマ「早く終わらせっから、じっとしてな」

グラエナ「早く終わるのは早漏のお前だけだ」

マッスグマ「うるせえwじゃあ俺からヤらせろよなw」

ダメ・・・私、犯される!

ザングース「俺の女から離れろクズ共がぁぁぁぁぁ!!」
27 こたさんや 2014/08/11(月) 22:45:25 ID:7hcB6fCw0
バコッ!

怒号と共に現れた彼は私から一番近かったマッスグマを殴り付けた。

マッスグマ「ゴボォ!」

ザングース「大丈夫か、何もされてねえか?」

私を助けたのは、私が待ち望んでいた彼

ハブネークザングース…!」

グラエナ「な、なんなんだよこいつ!」

マッスグマ「てめえ、不意打ちで攻撃入れたからって調子」

ザングース「うるせえええええ!!!」バコッ!

マッスグマ「ガハァ!」

ザングース「てめえら誰の許可とってこの女に近づいた!?ああ!?言ってみろコラァ!?」

グラエナ「そ、それは」

ザングース「うるせえええ!!」バコッ!

グラエナ「グハァ!…てめ、せめて言わせろよ!」

ザングース「があああ!!うるせええ!!ギッタギタにしてやるううぅう!!」

グラエナ「こいつ、狂ってやがる…マッスグマ!」

マッスグマ「ああ…大体ツレがいるメスなんてこっちから願い下げだ!バーカ!」ダッダッダ…

ザングース「はぁ…はぁ…ふぅ」

暴れたザングースを恐れた二人組は、タドタドした足取りで逃げ去った。
やっぱ来てくれたんだ・・・ザングース!
28 こたさんや 2014/08/11(月) 22:58:37 ID:7hcB6fCw0
ザングース「はぁ…はぁ。おい、何もされてないかよ?」

俺が駆け付けた時、ハブネークは見知らぬ男共に迫られていた。
助けようと思ったが、相手は二人。普通のバトルでは勝てないと察した俺は、狂気を装って暴れた。結果、作戦は成功して二人は逃げ去った。のだが…

ハブネーク「遅い。もうなにもかも遅い。それになにあれ?もうちょっとかっこいい助け方できないもんかな…」

なぜ説教されにゃあかんのだ。

ザングース「ふ、普通に戦っても勝てるわけないだろ?こうするしかなかったんだ」

ハブネーク「でもそこはズバーン!と二人を倒してほしかったなー」

ザングース「お前な…」

ハブネーク「でも、ありがとうね。私、すごく怖かったから・・・」

気付けば、ハブネークの身体はまだ震えていた。本当に怖かったのだろう。

ギュッ!

ハブネーク「えっ…?」

俺は意識するよりも早く、ハブネークを抱きしめた。

ザングース「震え、止まるか?」

ハブネーク「う、うん・・・」

このまま時が流れるのもいい、そう思ったが。・・・これ以上は、抑えきれなかった。

ザングースハブネーク・・・好きだ」
29 こたさんや 2014/08/11(月) 23:07:41 ID:7hcB6fCw0
ハブネーク「えっ・・・え?」

ザングース「聞こえなかったか?その・・・す、すすす、ああああああ!!何言ってんだ俺えええええ!!」

すぐに後悔した。

ザングース「ああああ!!もうやめだやめ!いいか!お前忘れろよ!いいな!」

ハブネーク「いやよ」

ザングース「ああ!?」

ハブネーク「私も好きよ、ザングース。あなたが・・・好き」

ザングース「・・・は?」

ハブネーク「聞こえなかったの?私も好きなの。ふふっ、私はザングースみたいに恥ずかしがりやじゃないから言えるわ」

ザングース「おま、おまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおまおま」

ハブネーク「落ち着きなさいよ、さっきは俺の女とか言ったくせに」

ザングース「あばばばばばばばば」

ハブネーク「もう、しっかりしてよね。ふふふっ」
30 こたさんや 2014/08/11(月) 23:27:49 ID:7hcB6fCw0
ザングース「で、一旦整理すると。俺はお前が好き。お前は・・・俺が好き。合ってる?」

ハブネーク「うん・・・」

ザングース「う・・・」

ハブネーク「ねえ!なんでそこで止めるのよ!こっちまで恥ずかしいんだから!」

ザングース「わ、悪いって。んで、いつからだよ?」

ハブネーク「いつからって?」

ザングース「いつから俺がすすすすすすすすすすすすすすすすすすスキーなんだよ!?」

ハブネーク「誰も雪滑らんわ。・・・幼い時から、ずっとよ」

ザングース「ずっとぉ!?お前も!?」

ハブネークザングースも?」

ザングース「ああ、そうだよ」

ハブネーク「そっかぁ。・・・えへへ、嬉しい」ギュッ

ザングース「うえっ!?」

ハブネークの尻尾が俺の体に巻き付いてくる。ハブネークの体温が…直に…。

ザングース「おま、ちょっと…」

ハブネーク「もう何も言わないでよ。・・・こうさせて」

ザングース「は、はい」

ハブネーク「・・・」

ザングース「・・・」

ザングース「(き、きつい…)」

ハブネーク「ねえ」

ザングース「な、なんだ?」

ハブネーク「あの日の約束、覚えてる?」
31 こたさんや 2014/08/12(火) 00:17:35 id:aTrZcR6M0
ザングース「約束…?」

ハブネーク「そう、約束」

ザングース「約束・・・」

ハブネーク「忘れた、の?」

約束。いや、忘れてないよ。

ザングース「ずっと、一緒」

ハブネーク「そう、いつまでも一緒にいようって。約束したよね?」

ザングース「ああ、そうだったな」

ハブネーク「私、ずっと約束守ったよ」

ザングース「・・・あ!」

ここでハッっとした。会うたびに最後に言っていた「また明日」。俺はこの言葉にずっとついていったけれど、ハブネークは約束を守ろうとこの言葉を残していたんだ。俺が、離れていかないように。
俺、いつの間にかハブネークの後ろをついていってたんだ。

ザングース「…悪い、やっぱ忘れてたかも」

ハブネーク「もう、バカ」

ザングース「ホント、ゴメン」

ハブネーク「…いいよ。だって、好き…だから///」

ザングース「・・・(こいつ、スゲーキャラ変わってるな…)」

ハブネーク「…これからも、一緒にいたいよ…!」

ザングース「・・・」

そうだ、当初の目的を忘れていた。俺はハブネークの引っ越しをひき止めるために走ったんだ。

ザングースハブネーク、家に案内してくれないか?」

ハブネーク「え?どうして…?」

ザングースハブネークの親父さんを説得するんだ…俺が!」
32 こたさんや 2014/08/12(火) 01:24:53 ID:554naggQ0
ザングース「ここがハブネークの家か?」

ハブネーク「うん」

思った以上に近かった。俺の家とは114番道路を挟んでいるだけという感じだ。

ザングース「お、お邪魔していいか?」

ハブネーク「あ、うん。ちょっとまってね」

そして、なにやら深呼吸をするような動作をして、ドアを開けた。

ハブネーク「ただいまー!」

ハブネーク父「おお!帰ってきたか!ったく、どこに行っていたんだ!」

ハブネーク「その…さっきは酷いこと言ってごめんなさい」

なんだ、ハブネークは親父さんと喧嘩をして外に出たのか。

ハブネーク父「もういいんだそんなことは。さあ、もう準備はできたから出発するぞ」

ハブネーク「えっと…」

ハブネークがこちらに目配せをする。…入っていいってことか。
俺は胃を決して飛び込む。

ザングース「待ってください親父さん。話を…聞いてくれませんか」

ハブネーク父「ザ、ザングース…!?どういうことだ!?」

ハブネーク「・・・」

ハブネーク父「また懲りずに会っていたのか!答えなさい!!」

ザングース「親父さん!!」

ハブネーク父「貴様には聞いておらん!!」

ザングース「お願いします…俺と、ハブネークの意思を…聞いてください」

ハブネーク「パパ・・・」

ハブネーク父「…入りなさい。話だけ聞いてやる」
33 こたさんや 2014/08/12(火) 01:54:40 ID:554naggQ0
ハブネーク父「ワシは貴様を見てイライラしている。手短に話なさい」

それはそのはず。親父さんは天敵であるザングースという種族を目の当たりにしている。闘争心が沸き上がってくるのだろう。

でも、俺もハブネークという種族を目の当たりにしているのに、闘争心が沸かないのはなぜだろう?
この状況では不謹慎だが、むしろ好きな人がそばにいるということで、幸福感が溢れている。

ザングース「俺は…ハブネークと離れたくありません!」

俺は今まであったことを話し、説得した。俺の思いが…届きますように。

ザングース「…以上です」

ハブネーク父「うむ、貴様の思いはわかった。だが、引っ越しをやめることはできんな」

ザングース「そんな…!」

ハブネーク父「いや、もし本当に好きならば、なおさら引っ越しに賛成すべきだ」

ザングース「なに…?」

ハブネーク父「いくら好きだとしても、ハブネークザングースという関係は覆せない。その関係がある限り、貴様はうちの娘を傷つける可能性がある。好きな人を傷つけたくなくば、ますます会うべきではないはずだ」

…ああ、そうかもな。俺たちの関係を種族としてみれば当然の見解だ。
でも、そうにもいかない。俺たちの気持ちは…種族を越えなきゃいけない。

ザングース「今の俺はハブネークを見ても、親父さんを見ても、闘争心が出てきたりしてません。僕は…あなたの娘さんを傷つけたりしない」

これで…通じるだろうか?

ハブネーク父「…ふむ。確かにそのようだが、それがこれからも続くとでも?」

ザングース「今は証明できません…」

ハブネーク父「なら、なんの根拠にもなるまい。結局は、種族の壁を越えることはできんのだ」
34 こたさんや 2014/08/12(火) 02:07:46 ID:554naggQ0
ザングース「なら…んだよ」

ハブネーク父「なんか言ったか?小僧」

ザングース「なら!一体これから誰がハブネークを守るっていうんだ!?俺以外に、誰が!!」

ハブネーク父「なんだと…ハブネークを守るのはワシに決まっているだろう!?」

ザングース「本当にアンタに守れるのかよ!家出したハブネークを追いかけることもしなかったのに!!」

ハブネーク父「なに…?」

ザングースハブネークはあのあと、男二人組に襲われたんだぞ!…酷く、怯えてたんだぞ」

ハブネーク父「それは…!」

ザングース「それを守ったのは俺だ!アンタじゃない!」

ハブネーク父「調子に乗るなよ小僧!今まで娘を育てたのは誰だと思っている!?」

ザングース「その娘の気持ちも考えてないのに親面なんてすんじゃねえ!!」

ハブネーク父「…!」

ザングース「はぁ…はぁ…。種族の掟ばかりに囚われて、子孫の繁栄ばかり考えてんのが親か。そんな親より、俺のほうがハブネークを守れる。絶対に…!」

ハブネークザングース…!」

ハブネーク父「なら…今ここでバトルするか?…ワシと!」
35 こたさんや 2014/08/12(火) 02:14:34 ID:554naggQ0
ザングース「バトル…?」

ハブネーク父「ああ、一番簡単なことだ。どちらがより娘を守る力があるか、バトルで決着をつけよう。言っておくが、ワシはザングースとの戦いに負けたことはないぞ?」

ザングース「・・・」

ハブネーク父「怖じけ付いたか。ならばやめとけ、お前に娘を」

ザングース「やってやるよ」

ハブネーク父「な…に?」

ザングース「やってやるってんだ。アンタこそいつまでも過去の栄光引きずって、俺の実力見誤るなよ?」

ハブネーク父「…やめとけ。足が震えてるぞ」

ザングース「…武者震いだよ」

ハブネーク父「本気…なのか?」

ザングース「ああ。アンタに勝って、ハブネークはずっと俺の傍にいてもらう!」

ハブネーク父「わかった。























ワシの負けだ」
36 こたさんや 2014/08/12(火) 02:25:52 ID:554naggQ0
ザングース「・・・は?」

ハブネーク父「お前の覚悟、見せてもらったぞ」

親父さんの顔から、闘争の色は消えていた。

ハブネーク父「そうだな。娘のことを第一に考えない者に、親を名乗る資格はない。そんなワシが、これからの娘は守れないな」

ザングース「じゃ、じゃあ!」

ハブネーク父「引っ越しは取り消しだ。…娘を、頼んだぞ!」

ザングース「はい…!任せてください!」

ハブネーク父「お前がこの恋愛を成功させたら…互いの種族の橋渡しになるのかもな」

ザングース「はい、そうしたいです…」

ハブネーク父「ところで小僧、ワシの娘を選ぶとはお目が高いが。もし傷つけたり、不埒なことをしたらな…」

ハブネーク「あ、ああーはいはい。もうわかったから。ザングース、ちょっと外行こう?」

ザングース「あ、ああ…」

ハブネーク「というわけでパパ!ちょっと出てくるね!すぐ帰ってくるから!」

ハブネーク父「sexは愚か、キスも許さんからなー!!」

わかってるってー!という声が遠くから聞こえる。もう外に出たのだろう。

ハブネーク父「…頼むぞ、若者よ」

世代交代の時期なんだな、と感じる父親であった。
37 名無しのデデンネ[sage] 2014/08/12(火) 02:28:01 id:b3zQPVLE0
父ちゃん…
38 こたさんや 2014/08/12(火) 02:28:25 ID:554naggQ0
明日で終わると言ったな!あれは嘘だ!

はいどうも、嘘つきです。ほんとあとちょっとで終わるんですけど、寝ます。

正直終盤何書いてるかわかりません。おかしいとこがあれば言ってください。
39 こたさんや 2014/08/12(火) 21:52:53 ID:8Bvxaf520
ザングース「…おい、外に出てどうすんだよ?」

ハブネーク「パパがいると落ち着かないからさ」

そこでハブネークが俺の方に向きかえる。そして…

ハブネーク「う…ひっぐ…うう…」

泣き始めた。

ザングース「お、おいおい…どうしたってんだ…」

ハブネーク「よかった…ひっぐ、ほんとに、よかったよぉ~!!」

ハブネークの涙は、安堵の涙だった。

ハブネーク「ありがとう…!説得してくれて…ありがとう!」

ザングース「俺のほうこそ、ありがとうな。ハブネークが傍にいてくれたから、俺は頑張れたよ」

ハブネーク「これからも…うっぐ、一緒に入れるんだね!」

ザングース「ああ、一緒だよ。…だから、泣くんじゃねえ」

ハブネーク「ひっぐ…うう…抱きしめてくれたら泣き止む」

ザングース「お前な…。ったく、断れるわけねえだろ」ダキッ

俺はハブネークの頭を抱きしめた。

ハブネーク「…ああ、心臓の音が聞こえるよ」

ザングース「ほっとけ」

ハブネーク「…ねえ、もう一回約束しようよ。いつまでもずっと一緒にいるって」

ザングース「ああ…約束だ。今度こそ忘れないからな」

ハブネーク「…絶対だからね」

俺たちは再び約束する。いつまでもずっと一緒にいる、と。
40 こたさんや 2014/08/12(火) 22:01:15 ID:8Bvxaf520
ザングース「おーい、入っていいぞー」

ハブネーク「お邪魔しまーす…」

次の日、ハブネークを家に招いた。
ハブネークが引っ越ししないと決定したことを、俺のお袋に報告するためだ。
いや、もう昨日のうちに俺が伝えといたんだけど、どうしても自分からしたいって言うんだ。

ハブネークザングース、ママさんはどこへ?」

ザングース「ああ、その部屋の向こうだ。待ってろ、今呼びにいって」

ハブネーク「あ、いいの!私からいくから!」

ザングース「じゃあ俺も一緒に」

ハブネーク「くんな!」

ザングース「えっ」

ハブネーク「そこで待ってて!お願い!」

ザングース「あ、ああ…」

ハブネーク「じゃあ行ってくるね!…失礼します」

ガラガラ…ドン。

ザングース「ええ…。な、なんだよ。お袋と二人きりの話って…」
41 名無しのデデンネ[sage] 2014/08/12(火) 22:14:38 id:uixzLsls0
地味にザングースハブネークってどっちも陸上グループなんだなww
42 こたさんや 2014/08/12(火) 22:16:27 ID:8Bvxaf520
ハブネークside~

ハブネーク「失礼します」

ザングース母「久しぶりじゃない」

ハブネーク「はい…お久しぶりです」

私はザングースのママさんに会いにきた。私が引っ越さないことを改めて伝えるため。
ザングースが伝えてくれたらしいけど、これだけは私が直接伝えなきゃいけないと思うから。

ハブネーク「あの、話は聞いていると思うのですが…私たちは、ここを離れることをやめました」

ザングース母「ええ、聞いているわ。…あなたと息子が両思いだってこともね」

ハブネーク「う・・・」

いきなりきたか、その話題。覚悟はしていたけれど…やはり反対されるのだろうか。
いや!揺らぐな私!どんなに反対されようとこの気持ちを貫くことを決めたじゃんか!

ハブネーク「はい。私はザングースが好きです。…ですから、私は」

ザングース母「で、うちの息子のどこが好きなのよ?」

ハブネーク「…え?」

ザングース母「うちの息子のどこが好きなの!?ねえ教えて!」

ザングースのママさんはかなり興味津々に聞いてくる。…もしかして、ノリ気?

ハブネーク「えっと…男らしいとことか…」

ザングース母「男らしい!?あのモヤシが!?へぇ~!あいつもメスを前にすると変わるんだね~!」

ハブネーク「えっと…な、なんだこれ」

そんなこんなで、私とザングースの話だけで、時間が過ぎていった。
43 こたさんや 2014/08/12(火) 22:28:33 ID:8Bvxaf520
ザングース母「それでうちの息子はさ~!」

ハブネーク「あの~、私そろそろ帰らなければ~」

ザングース母「あらそんな時間?…あ!もう日がくれる時間じゃない!」

これ以上はパパが心配しちゃう。帰らなきゃ。

ザングース母「残念ね~、また来なさいよ?」

ハブネーク「あはは~、はい~」

それは遠慮願いたいホント。てかなんでママさんはこんなフレンドリーなのさ!?

ザングース母「うちの息子はうっかりしてるとこあるからさ。ちゃんと面倒見てあげてよ」

ハブネーク「あの…本当に私でいいんですか?」

ザングース母「え?」

私は当然の疑問をぶつけてみる。

ハブネーク「私、ハブネークですよ?息子さんのザングースと結ばれるなんて…本当にいいんですか?」

ザングース母「なに言ってるのよ。だからなんだって話」

ハブネーク「え?」

ザングース母「あなたは息子が好きなんでしょ?好きな男の面倒見るなんて、女として当然よ。種族なんて関係ないわ」

ハブネーク「ママさん…!」

無駄な疑問だったようだ。

ザングース母「しっかりなさいよ!」

ハブネーク「はい!それでは失礼」

ザングース母「あ、待った!うちの息子は恥ずかしがりやだから、アピールはあなたからするのよ!」

ハブネーク「アピール…?」

ザングース母「キスとかエッチよ!」

ハブネーク「な…!し、しません!///失礼します!!」ガタン!

ザングース母「…いい子を見つけたわね。我が子は…」
44 こたさんや 2014/08/12(火) 22:36:16 ID:8Bvxaf520
ザングース「…チィ、いつまで話してんだ。もう夕方だぞ」

俺の今日の1日、自分の家の玄関で待機。ハブネークが戻らない限り、動けない。

ザングース「おせー。まじおせー。長々となに話してんだー」

ハブネーク「お待たせ!話終わったよ!」

ザングース「わあ!…なんだ、やっと終わったのかよ。一体なに話してなんだ?」

ハブネーク「えっと…色々よ!色々!もうこんな時間だし、帰るね!」

ザングース「なんだってんだ…。待てよ、一人じゃ危ないから送ってくよ」

ハブネーク「かっこい~」

ザングース「うるせえ…」
45 こたさんや 2014/08/12(火) 22:53:02 ID:8Bvxaf520
空が赤く染まる中、俺たちは二人並んで歩いていた。会話はなかったがそれでも寂しい感じはなかった。

ハブネーク「…あ、もう家につくからここまででいいよ」

最初に口を開いたのは、ハブネークだった。

ザングース「そうか。じゃあここまでだな。ちゃんと話はできたんだよな?」
ハブネーク「うん…」
ザングース「なら良かった…」

ハブネーク「・・・」
ザングース「・・・」

再び、静寂が二人を包む。
帰り道は気付かなかったけれど、ハブネークの顔が少し赤い。…なんだよ、そんな顔で黙んなよ。緊張するだろうが。

ハブネーク「…ね、ねえ」
ザングース「な、なんだよ」

ハブネーク「明日も…会えるんだよね?」
ザングース「ああ、会えるよ」

ハブネーク「そっか…ふふふっ」

なんだよこいつは…何を考えてる?

俺があれこれ模索している間に、ハブネークは行動にでた。

ハブネーク「いつまでも鈍感じゃ…だめだよ…」

ザングース「ん?なんか言ったか」

チュッ!

ザングース「…は?」

突然だった。俺の唇とハブネークの唇が、触れ合った。
キス、というものをされたのだ。

ハブネーク「今度からは…そっちからしてよね///」

ザングース「え…あ、ええ…?」

ハブネーク「じゃあ、また明日!!」ダッダッダ…

ザングース「あ、ああ…あ…」

ハブネークはいつものセリフを残し、俺に背を向けて走っていった。

俺はしばらく、そこに立ち尽くした。
46 こたさんや 2014/08/12(火) 23:00:12 ID:8Bvxaf520
https://www.youtube.com/watch?v=SgkHkrhwRe8&feature=youtube_gdata_player 

↑ED曲。hを入れてアクセスを。
割りといい曲ですので是非。

あと1レスだけ続きます。
47 こたさんや 2014/08/12(火) 23:11:09 ID:8Bvxaf520
ザングース「はあ!?普通はきのこの山だろ!?」

ハブネーク「いーや!たけのこの里よ!信じらんない!」

あれから数日。俺とハブネークは毎日顔を合わせ、デートたるものを満喫していた。
満喫と言ってもまあ…喧嘩してるわけだが。どうも、ザングースハブネークとじゃものの価値観が合わないらしい。困ったものだ。

ザングースきのこの山が絶対だ!これは譲れん!」

ハブネーク「でもさっきからきのこの山しか食べてないじゃない!どうせたけのこの里を食べたことないんでしょ!?」

ザングース「う…そ、それならお前だってきのこの山食べてないじゃん!食べてから文句いいやがれ!」

ハブネーク「じゃ、じゃあ…」

でも

ザングース「じゃあ?」

ハブネーク「…あ、あーんしてくれたら食べてあげる///」

ザングース「はあ!?」

ハブネーク「い、いいからほら!あーん…」

ザングース「あ、ああ…あーん…」

ハブネーク「パクっ…モグモグ…ふふっ、初めて食べさせてくれた!ふふふっ!」

ザングース「も、もう知るか…///」

それでも…俺はハブネークと一緒にいたいんだ。

いつまでもずっと…。

~完~
48 こたさんや 2014/08/12(火) 23:15:14 ID:8Bvxaf520
終わりましたー。きっと4人の中じゃ一番乗りかな?つかそもそも中編じゃないし。

いや、BBSで書けば中編だと思うんです。改行の偉大さたるや。

実はアフターストーリーを用意してます。エロ注意です。(というかエロ中心)
要望があれば書きます。なければここで完結で。ありがとうございました。
49 名無しのデデンネ 2014/08/13(水) 00:03:25 id:GHMBONPA0
お疲れ~

いい話しだった。

てか、最後のキノコの山のネタ、グラカイでも使ってたからか?
52 こたさんや 2014/08/13(水) 13:23:27 ID:q.AN0KMM0
>>49
そうですね。それにきのことたけのこって対立を表すのに使いやすいですしw
前にも言いましたが自分はたけのこ派。

要望の声があったのでアフターストーリーを書きたいと思います。前も言いましたが、エロ注意です。
56 名無しのデデンネ 2014/08/13(水) 20:26:08 id:MHtDpEDw0
グラカイSSにザングハブネ組登場に1000000ペリカ賭けます
58 こたさんや 2014/08/13(水) 22:18:29 ID:7r2RQcK20
after story~心も身体も一つに~
59 こたさんや 2014/08/13(水) 22:30:03 ID:7r2RQcK20
ザングース「…もうこんな時間か。そろそろお開きだな」

俺とハブネークが付き合い始めて数ヶ月。俺たちは毎日こうやって、時間が許すまで遊んでいる。

ハブネーク「うん…そ、そうだ…ね」

のだが…。今日はなんかいつもと調子が違う。なんというか、ハブネークがモジモジしてるんだ。今日1日中。

ザングース「なあ、本当に大丈夫か?体調悪かったりしないか?」

ハブネーク「大丈夫!体調は…大丈夫…」モジモジ

やっぱモジモジしてんなぁ。…いや、ほっといたほうがいいのかもな。女の子はなにがあるかわからないんだし。

ザングース「そっか。じゃあ、お大事にな。…俺は帰るよ、じゃあな」

と、俺が背を向けた途端…

ハブネーク「あ、待って!!」ビュン!

ザングース「ごあ!?」ドテ!

俺の足がハブネークの尻尾に掴まれ、転んだ。

ザングース「…おい、危ないだろうが!なにすんだ!」

ハブネーク「ご、ごめん…」モジモジ

俺が注意するも、未だにモジモジする。

ザングース「はぁ…。どうした?なんかあったか?」

ハブネーク「そ…その…」

ザングース「おう」

ハブネーク「今日!うちに泊まっていきませんか!!」
60 こたさんや 2014/08/13(水) 22:40:17 ID:7r2RQcK20
ザングース「・・・えっと、わかった。お前、実は寝てるんだろ?そんな寝言みたいな」

ハブネーク「寝ぼけてないよ…。今日パパは出掛けて帰ってこないから 、家に誰もいないの。…だから、と、泊まっていってよ…」

ザングース「…は、はぁ…。本気、ですか?」

ハブネーク「本気、よ」

ザングース「えーと…男女が同じ屋根の下で夜を過ごすとは…どうなるかお分かりで?」

ハブネーク「…承知しております」

ザングース「…僕の理性、あまり強くないのですが…?」

ハブネーク「覚悟の上です…」

ザングース「え、えーと…で、でも」

ハブネーク「もう、来るか来ないかはっきりしてよ…。私も勇気出して誘ったんだよ…?…答えてくれなきゃ辛い…」

そうだな。もう誤魔化してもしょうがないか。

ザングース「その…。こちらこそ、お世話になりまする」

ハブネーク「…///えーと、構いませぬ///」

ザングース「・・・」
ハブネーク「・・・」

ハブネーク「・・・いこっか」

ザングース「…はい」
61 こたさんや 2014/08/13(水) 22:50:27 ID:7r2RQcK20
ハブネークside~

ザングース「・・・」

ハブネーク「・・・」

私の家に向かう道、私たちは無言だった。

なんとか勇気を出してザングースを家に招くことを成功させた。けど…

ハブネーク「(もう、私も初めてでどうすればいいかわからないのに…。なによこの鈍感男はー!)」

付き合い始めて数ヶ月は経つけれど、彼の鈍感さは止まるところを知らない。もう体の7割は鈍感でできているんじゃないかと思う。

ハブネーク「(でも…今日は…)」

今日だけは、彼から行動にでてくれることを願うばかりである…。
62 こたさんや 2014/08/13(水) 23:03:00 ID:7r2RQcK20
ハブネーク「…あがって、どうぞ」

ザングース「お、お邪魔します…」

ハブネークの家は、親父さんの説得以来二度目。
あの時も確かに緊張したけれど…緊張の度合いが桁違いだ。もう、どうにかなりそう。

ハブネーク「今お風呂沸かすから、待っててね」

ザングース「お、お風呂…!?」

ハブネーク「いや何に驚いてるのよ」

ザングース「ああ…悪い悪い」

もう風呂という単語にも動揺してしまうなんて…。
そうだよな。ご飯は食べてきたし、後は風呂に入って…寝る、だけ…。

ああああ!!変なこと考えるな俺!!

ハブネーク「ねえってば」

ザングース「うおおい!」

ハブネーク「ふふっ、なにその反応。…お風呂、先に入りたい?」

ザングース「え?えーと…どちらでも」

ハブネーク「じゃあ、先に入っていいよ。私後がいいし」

ザングース「お、おう…」

ハブネークは…何とも思ってないのかな?すごい落ち着いてるけど。

俺が考えすぎなだけなのか…?
64 こたさんや 2014/08/13(水) 23:59:10 ID:4zC2py4s0
ザングース「はぁ…。悪いな先に風呂もらっちゃって。上がったよ」

ハブネーク「あ、はーい。じゃあ私も入ろう…かな…」

ザングース「ん?どうした?」

ハブネーク「いや…なんでもないよ。さあて、私も早く入ろ~!」

ハブネーク「(うわあ…濡れたザングース、なんかエロいよ…)」

ザングース「ん?どうしたんだあいつ?…まあいいか」

俺は風呂に入ることで、思考をクリアにすることができた。

そうだ、俺はハブネークの家に泊まりにきた。それだけのこと。深く考えるんじゃない。

ザングース「そうさ、俺は泊まりにきただけ」

なんか、そう考えると楽になったんだ。今は緊張もない。

ハブネーク「はぁ…。お待たせ…上がったよ…」

ザングース「おーう、別に待っては…な…い」

うわ…うわ…。ハブネークの…風呂上がりの身体、エロ…。

ザングース「あ…ちょ、まず…」

おい待て俺の息子。今は反応する場面じゃない。いや場面だけど、今お前を解放するわけにはいかないんだよ。

ザングース「じゃ、じゃあ、寝ますか!」

ハブネーク「え?寝ちゃうの?」

ザングース「…いや、夜だぜ?お月様が顔出す夜だぜ?夜は寝るというのが常識だろ?」

俺ってば、焦ると饒舌になるのな。

ハブネーク「本当に…寝るの?」

なんで…。

なんで聞き返すの~!?
65 こたさんや 2014/08/14(木) 00:07:54 id:VWoGqlJ20
ザングース「ね、寝るよ!寝るのよ!さあ、どこで寝ればいい!?」

ハブネーク「えっと…こっちきて。私の部屋」

ザングースハブネークの部屋!?い、いやぁ…俺、ここで寝るよ!もうどこでも寝れるからさ!」

ハブネーク「もう!いいからこっちきて!!」

ザングース「は、はい!」

うわまじか。まじでハブネークの部屋に入るのか。

ハブネーク「早くしてよ…」

ザングース「あ、うん…。失礼…します」

ここが…ハブネークの部屋。なんというか、すごい女の子らしい部屋というか。それにいい匂いが…

ザングース「…って何考えてんじゃボケー!」

ハブネーク「わっ、な、なに…?」

ザングース「ああいやなんでもない…。で、俺はどこで寝ればいいんだ?」

ハブネーク「…一緒のベッドで寝ようよ」

ザングース「…ゆ、床でいいかなーなんて…」

ハブネーク「…私とじゃ嫌なの?」
66 こたさんや 2014/08/14(木) 00:20:09 id:VWoGqlJ20
ザングース「は?何言って」

ハブネークザングースは私とじゃ嫌なの?…エッチしたくないの?」

ザングース「いや、その…」

嫌なわけじゃない。でも、初めてでよくわからなくて…どうすればいいかわからないから、避けてきたわけで…。

ハブネーク「私の家に泊まるってことは…わかってたんだよね?そこまで…鈍感じゃないよね?」

ザングース「…わかってるってば。でも、いいのかよ。…女の子の初めては、その、痛いって聞くし、俺も…優しくできるかわからないし…」

それが、怖かった。俺が理性に負け、ハブネークを傷つける。それだけは避けたかった。

ハブネーク「…いいよ。優しくできなくても」

ザングース「…え?」

ハブネーク「私は…ありのままのザングースを受け止めたいの。…ありのままのザングースが、知りたい」

ザングースハブネーク…」

もうすでに限界だった。俺の体は、熱く火照っていた。

ハブネークはベッドに倒れ、上目遣いで…

ハブネーク「私、もう限界だよ…。…ザングースが、ほしい」

この瞬間、俺の理性が崩壊した。
67 こたさんや 2014/08/14(木) 02:14:13 id:FUWHBaP.0
ザングースハブネーク…」

ハブネーク「ザングー…ん!?んちゅ、チュバァ、ぢゅる」

ザングース「ちゅ、ちゅるぅ…ちゅぱ」

俺はハブネークの上に馬乗りになり、乱暴に唇を奪う。

ハブネーク「ちゅ、ちゅっぱ…プハァ!ハァ、ハァ…ザングース?」

ザングース「はぁ…はぁ…俺、もう…」

ハブネーク「わかってる…だから、もう一回…」チュッ

今度はハブネークからキスをする。さっき俺がした乱暴なキスとは違い、優しい。

ハブネーク「ぷはぁ…次、舌入れるからね。…チュッ、チュパ、チュルゥ」

ザングース「チュッ、チュルル、チュパァ」

俺たちは互いに求め合うように、深いキスを繰り返す。
68 こたさんや 2014/08/14(木) 02:25:03 id:FUWHBaP.0
ハブネーク「ぷはぁ…はぁはぁ…」

ザングース「はぁ…はぁ…」

ハブネーク「いっぱい…キスしたね」

ザングース「ああ…いっぱいな」

ハブネーク「次、どうする?」

ザングース「えっ、ああ、えーと…」

キスに夢中で何も考えてなかった。ここからはやっぱり、俺がリードしなきゃいけないんだよな…。

ハブネーク「ハァ…ハァ…。ザングース…」スルスル…

すると、ハブネークが俺の体に巻き付いてくる。

ザングース「おい…どうした?」

ハブネークザングース…ペロッ」

ザングース「ひあ!?」

いきなり、俺の腕を舐めてきた。

ハブネークザングース…どこが感じるのかな…」

ザングース「ハ、ハブネーク…さん?」

ハブネーク「ここ…かな?」ペロッ

ザングース「ひぃん!?」

今度は脇。…そして胸、お腹とどんどん下に下りていった。

ハブネーク「…どこが気持ちよかった?」

ザングース「ぜ、全部くすぐったいんだよ」

ハブネーク「んもう。…やっぱ、ここだよね…?」

ザングース「…!そこは…!!」

ハブネークは尻尾で俺の股間をまさぐり、毛で隠れていたモノを器用に取り出した。

俺のモノは…まるでこの時を待ちわびてたかのように勃起していた。
69 こたさんや 2014/08/14(木) 02:33:22 id:FUWHBaP.0
ハブネーク「わぁ…初めて見た…。これが、ザングースの…」

ザングース「くぅ…」

ハブネーク「すごく…大きい///」

ザングース「うるせぇ…」

ハブネーク「ねえ、コレって興奮した時に大きくなるんだよね?やっぱ興奮してるの?」

ザングース「そりゃ…まあ」

ハブネーク「気持ち…よかったの?」

ザングース「それは…うう///」

ハブネーク「…かわいい」

ザングース「か、かわいいだと!?お前ふざけたこと」

ハブネーク「かわいいよ…すごく。ハァ…ハァ…」

さっきからハブネークに変なスイッチが入ってるのは気のせいだろうか。

ハブネーク「私、もっと気持ちよくさせたい…!」

ハブネークは俺の体から離れ、俺のモノの前に直る。

ハブネーク「ハァ、ハァ…」スルスル

そして、ハブネークの尻尾が俺のモノに巻き付いた
70 こたさんや 2014/08/14(木) 02:47:51 id:OWDH3/uo0
ザングース「はぁあ…!ああ…」

ハブネークの柔らかい尻尾が俺のモノに巻き付き、ふくよかな重圧感が俺のモノを包む。

気付けば、俺のモノがスッポリ収まるほどに尻尾が巻き付いていた。

ハブネーク「気持ちいい?」

ザングース「あぁ…あったかくて、その…はぁぁ…」

ハブネークの尻尾が少し動く度、ビリビリとした快感が俺を襲う。

ハブネーク「…ふふっ。あー、ちょっとポジションが悪いなー。よっこいしょー」ウネウネ

ザングース「あぁ…ちょ、それ…ふぁぁ…くぅぅぅ!」

ハブネークはそれに気付いたかのように不敵に笑い、そしてわざとらしく尻尾をくねらせる。

その刺激がもどかしく、俺を焦らすように責める。

ハブネーク「あぁ…もう本当にかわいい…!私で、私で感じてくれてる…!」

ザングースハブネーク、お願い、もうきついんだ…!」

ハブネーク「うん、もっともーっと、気持ちよくなって?」コス…コス…

ハブネークの尻尾がもどかしい動きをやめ、規則正しく上下に動いた。

ハブネークの柔らかい肌が擦れるたび、俺の体にゾクゾクした快感が走る!

ザングース「あ、ああ…それ、気持ちいいぞ…はぁぁ…!」

ダメだ、声が漏れる…気持ちよすぎて…!
71 こたさんや 2014/08/14(木) 03:07:29 id:OWDH3/uo0
ザングース「はぁぁ、あぁあ、うううぅぅ…!」

ハブネーク「どう?イキそう?」スコスコ

ザングース「ああ…気持ちよくて…どうにかなりそう…」

ハブネーク「…じゃあ、これなら…」スル…

ハブネークは一旦上下運動をやめ、巻き付いていた尻尾を一部ほどく。

すると、先走り汁でトロトロになっている亀頭だけが露出した。

ザングース「な、なにするんだ…?」

ハブネーク「ふふっ、こうするの…」

ハブネークは亀頭に顔を近づけ…

ハブネーク「レロ」

細く長い舌で舐めた。

ザングース「はぁぁ!!」

ハブネーク「わ!ご、ごめん!痛かった?」

ザングース「いや、ちょっとびっくりしただけだ。そこは敏感でさ…」

ハブネーク「そっか…。じゃあ、もっとやさしく扱わなきゃね…レロ、チュル、ペロペロ」

ハブネークの舌は亀頭をくすぐる様に愛撫していく。
亀頭を舐められるたび、電撃のような快感が走る。

ザングース「ああ!はぁあ!ハブネーク…そこは…!」

ハブネーク「チュル、ペロペロ…このデコボコしてるとこがいいのね。じゃあ、そこを重点的に…レロ、チュッパ」

ハブネークの細い舌がカリをコチョコチョと這い回る。それと同時に、上下運動をやめていた尻尾が動きを再開する。
俺の頭はもう白飛びして、何も考えられない…!気持ちよすぎる…!

ザングースハブネーク…!俺、ああ!出る、出る!」

ハブネーク「出して、ザングースの精液いっぱい出して!」

ザングース「出る、ハブネーク…ああ、イク!うううぅうううう!!」ドピュドピュ!!

ハブネーク「はぁん!はぁ、はぁ…こんなにいっぱい…!」

押し寄せる快感が許容を越え、俺のモノから溢れでた。
72 こたさんや 2014/08/14(木) 03:15:36 id:OWDH3/uo0
ハブネークザングース…気持ちよかった?」

ザングース「ああ…」

俺をかつてないほどの脱力感が襲った。賢者というレベルではなく、ニートという感じだ。

ハブネークザングース…?」

ザングース「ああ…」

そうだ、いつまでもぐったりしてるわけにはいかない。
自分だけ気持ちよくなるなんてご法度だ。

ハブネーク「もう…体が…ムズムズして…おかしくなりそうなの…」

ザングース「ああ、今楽にするよ」

と、言い張ったものの。まずは何からしようか。…同じことからしてみようか。

俺はハブネークの体の上から丁寧に舐めていく。

ハブネーク「はぁぁ…あぁん、ふぅ、く、くすぐったい…!」

ザングース「だろ?我慢しな」

ハブネーク「我慢って…あん!はぁぁ…」
73 こたさんや 2014/08/14(木) 03:23:35 id:OWDH3/uo0
おおよそお腹のあたりで舐めることをやめた。

ハブネーク「はぁぁ…え、終わり?」

ザングース「まあ、ここからは…」

俺は尻尾のあたりを撫でながら聞く。

ザングース「えっと、確か先端が敏感なんだよな?」

ハブネーク「あぁ…うぅん、そうだよ…きゅぅん…」

…いちいち可愛いなちくしょう。

俺は尻尾を爪でたどり、先端にいきつかせる…

ことはなく、再びお腹のほうに引き返す。

ハブネーク「ええっ、触って…くれないの?」

ザングース「まだお預けな」

ハブネーク「そんな…!焦れったいよぉ…はぁあ!」

尻尾からお腹。お腹から尻尾。
俺はその愛撫をひたすら繰り返した。

正直なとこ、あの焦れったいことをされた仕返しだ。
74 こたさんや 2014/08/14(木) 03:33:04 id:OWDH3/uo0
ハブネーク「はぁぁぁん…あふぅぅん…お願い…さわってよぉ…!ひゃぁああん…」

ほんとただの仕返しのつもりが、相当出来上がってしまったらしい。

ハブネーク「お願い…しますぅ…さわって…くださぃ…!なんでもしますからぁ!」

うわ、とうとう敬語使い始めた。しかもなんでもするって。

なんか可哀想になってきたな。でも、今さら普通に触るのも。…形だけなんかしとくか。

ザングース「じゃあ、次のデートで昼飯おごりだ。できるか?」

ハブネーク「しますぅ!おごらせてくださぃ!だからぁぁ!!」

ほう、こいつはいいや。今度からこうやってやろう。なんだこの優越感、すばらしいぞ。

ハブネーク「お願いぃ!もうじらさないでぇ!もう限界なのぉ!!」

ザングース「悪い悪い、じゃあ…触るぞ」

ハブネーク「うん…うん…!」

そして俺の手はゆっくり先端に近づき…

それを握った。
75 こたさんや 2014/08/14(木) 03:42:51 id:OWDH3/uo0
ハブネーク「ひゃぁぁぁぁん!!」ビクン!

ザングース「うお!?」

なんだ?どうしたんだ?

ザングース「痛かった…か?」

ハブネーク「違うの…ちょっと軽く、イッちゃった…」

え?もうイッたのか?じゃあもう俺は何もしなくていいと?

ハブネーク「はぁ、はぁ、どうしよう、まだ足りないよ…」

足りないのか。じゃあ…

ザングース「…続けるぞ?」

ハブネーク「…うん!」

俺は先端を左手で持ち、右手で撫でる。

ハブネーク「ひゃあ!ひゃぁぁ…!あぁうぅん…!いい…!気持ちいいよぉ…! 」

くすぐってみたり、ノックしてみたり、押し込んでみたり。色々な愛撫を繰り返す度、違う反応が返ってくる。それが面白くてたまらない。

ハブネーク「ふぁああ!ああぁん!声が、出ちゃうよぉ!」

ザングース「もっと出していいんだぞ」

ハブネーク「恥ずかしい…!恥ずかしいの…!ひっ!はぁぁん!」

もっと…もっと感じさせたい!
76 こたさんや 2014/08/14(木) 03:52:28 id:OWDH3/uo0
ザングース「…はむ。ヂュル、チュパチュパ」

ハブネーク「ひぎぃ!ダメ!そんな…舐めたら…あああぁあぁあ…!」

俺は先端をくわえ、舌での愛撫に変える。…反応は上々だ。

ハブネークの尻尾の先端って、男でいうなんなんだろう。亀頭みたいなもんか?
女だと…クリトリスってやつかな。どうなんだろ。でも、そんなのが常に露出してるって、大変だな。

ハブネーク「あぅん!ひゃああああ!イク!またきちゃう!ダメェェェェェ!!」ビクンビクン!

あ、気付いたらイッたようだ。

ザングース「ぷはぁ、ふぅ。気持ちよかった?」

ハブネーク「うん…口がこんなに気持ちいいなんて…知らなかった…」

ザングース「…まだやる?」

ハブネーク「も、もういいの!もうすごい敏感だから…」

ザングース「へぇ…レロ」

ハブネーク「はぁうん!もう、やめてって言ったじゃん!」

ザングース「そ、そんな怒んなって…」

ハブネーク「もう…」
77 こたさんや 2014/08/14(木) 04:02:00 id:OWDH3/uo0
ハブネーク「わぁ…また大きくなってる…」

ザングース「お前の乱れてる姿がすごくエロかったから」

ハブネーク「じゃ、じゃあその…本番しよっか」

ザングース「ああ、それなんだけどさ」

ハブネーク「え?」

さっきから、気になってたんだよな。

ザングース「お前、マンコどこにあんの?」

ハブネーク「マ、マン…ちょっとはオブラートに包もうとは思わないの!?」

ザングース「いや…変に隠して伝わらないよりはいいだろ?」

ハブネーク「もう…ほら、わかる?…うう///恥ずかしいよ///」

ハブネークは仰向けになり、尻尾をくねらせる。

すると、お腹と尻尾の間に不自然に濡れている場所があった。

…って、そこさっき俺の爪が何度も往復したな。気付かなかった。

ハブネーク「そこをちょっと探れば…」

ザングース「ああ、ちょっと失礼…」

俺は濡れている場所に顔を近づけ…

舐めあげた。
78 こたさんや 2014/08/14(木) 04:10:13 id:OWDH3/uo0
ハブネーク「ひゃあ!?」

ザングース「おお、ここも反応いいな」

ハブネーク「おまんこなんだから当たり前でしょ!?」

ザングース「いやお前もオブラートどうした」

もーびっくりしたー。っとハブネークが声を漏らす。
…これで終わりだと思ってるな?甘いぞ。

ザングース「チュパチュパ、レロ、ヂュルルルル!」

ハブネーク「あふぅ!?あぁぁあん!ひゃああああああぁあん!!」

舌を奥に押し込み、舐めたあと、溢れでている愛液を思い切り吸い込んだ。すると…

ハブネーク「はぁ…ひぃぃん…もう3回目…うう…」

イッたようだ。顔は涙とヨダレでグチャグチャになっていた。

ザングース「…大丈夫?」

ハブネーク「だいじょばない!」

ザングース「…入れていい?」

ハブネーク「…もう知らない!」

完全に怒らせたな…。
79 こたさんや 2014/08/14(木) 04:17:38 id:OWDH3/uo0
ザングース「レロ、チュッパ、チュルルル」

ハブネーク「あぁあん、はぁああ、あん!あん!気持ちいい…!」

俺は再びマンコを舐めている。もっと丁寧にしてくれたら許す、とのこと。

ハブネーク「ああん!はぁぁ…!いいよ…ザングース…大好き…!」

機嫌がよくてなにより。

ハブネーク「うん…もういいよ。ありがとう」

ザングース「いいのか?」

ハブネーク「うん…もう充分濡れてるし大丈夫だよ。…入れて?」

ザングース「ああ…」

なんか緊張してきた。俺はハブネークの痛がる姿に耐えられるのだろうか…?

ハブネーク「痛いのは承知だから、一気にきて」

ザングース「わかった…いくぞ!」

俺は覚悟を決め、自分のモノをハブネークのアソコに入れた。
80 こたさんや 2014/08/14(木) 04:24:09 id:OWDH3/uo0
ズブブ!

ハブネーク「はぁああ!っつー!」

ザングース「大丈夫か!?」

ハブネーク「いたいー!いたいよぉー!」

ザングース「あああ、どうすれば…とりあえず抜こうか?」

ハブネーク「だめぇ!せっかく一つになったのに…それだけはいや!」

ザングースハブネーク…!」

ハブネーク「うん…うん。慣れてきたよ、案外チョロいものよ…」

ザングース「…無理、してないか?」

ハブネークザングースこそ…本当は動きたくて仕方ないんじゃないの?」

ザングース「う…それは…」

図星。ハブネークの中はすごくあったかくて、ヌルヌルしてて…そして締め付けてくる。少し動いただけでイッてしまいそうだ。

早く自分の欲望を解放したい…でも…

ザングースハブネークが苦しいんだったら、俺は今すぐにでもやめる」

これも、本音だった。
81 こたさんや 2014/08/14(木) 04:31:31 id:OWDH3/uo0
ハブネーク「そっか…本当に、優しいんだから」

ザングース「優しさじゃないだろこんなの」

ハブネーク「優しさだよ。…私を思いやってくれてる」

ザングース「…そうかよ。…っと」

ちょっとだけ、ちょっとだけ動いた。

ハブネーク「あうん!」

ザングース「うお!どうした?痛かった?」

ハブネーク「…もう、いい加減わかってよね…」

ザングース「…何がだよ?」

ハブネーク「…もう痛みなんかないの。むしろ中がゾクゾクして、気持ちよくて…早く動いてほしいの…///」

ザングースハブネーク…!」

その言葉を待っていたかのように、俺の腰は嬉々と動き始めた。
82 こたさんや 2014/08/14(木) 04:42:20 id:OWDH3/uo0
パンパンパン!

ハブネーク「あっ!あっ!あっ!気持ちいい!気持ちいいよぉ!!」

ザングース「はぁ、はぁ、なんだこれ…止まらねえ…!」

無我夢中で腰が動く。もはや意識などしていなかった。

ハブネーク「あん!あん!ああん!ザングース、好き!大好きぃ!」

ザングース「ああ、俺も好きだ!ハブネークが大好きだ!」

ハブネーク「止まらないの!好きが止まらないの!ずっと、ずっと一緒にいてぇ!!」

ザングース「ああ!ずっと一緒にいる!死ぬまで離さない!ハブネーク、愛してる!!」

俺たちは許される限り愛を叫びあった。
そして、限界はくる。

ザングース「っくぅ!そろそろイク…イクよ!」

ハブネーク「きてぇ!きてザングース!いっぱい…いっぱい欲しい!」

ザングース「でも、タマゴとかできたら!」

ハブネーク「大丈夫だからぁ!ああん!いっぱいちょうだい!」

ザングース「じゃあいくぞ…うぅうう!!」ドピュドピュ!

ハブネーク「あああぁあん…!はぁあああ…あったかいのが…いっぱいきたぁ…!」

俺はついに、中に出してしまった。
83 こたさんや 2014/08/14(木) 04:54:38 id:OWDH3/uo0
ザングース「ああ…出してしまった…どうすんだよ…」

どう考えても俺の責任。こういうのは男が管理しなきゃいけないのに、俺が性欲に飲まれてどうすんだよ…。

お袋になんて言おうか。いやまず親父さんか。すいませんでした、それとも嫁をください…ああ!どうすんだよ!

ハブネーク「そんな考えこまなくても大丈夫だよ」

色んな液でベタベタになったベッドのシーツを変えながら、ハブネークは言う。

ハブネーク「だって今日は安全日だもん」

ザングース「安全日?」

ハブネーク「まあ、そういう日があるの。それに、後でピルも飲んでおくから。ね?」

ザングース「お、おう…」

なんのことだかわからないけど…大丈夫なのか。

ハブネーク「それに、もし出来ちゃったら、そんときは一緒に育てればいいよ!」

やばい、大丈夫じゃない気がしてきた。

ハブネーク「…っと。ほら、一緒に寝ようよ」

そう言い、ハブネークはポンポンとベッドを叩く。…俺はそこに寝転がり、ハブネークと向かい合う。

ハブネーク「…気持ちよかったね」

ザングース「ああ…そうだな」

ハブネーク「…また、しようね///」

ザングース「…ああ」

ハブネーク「じゃあ、おやすみ。また…明日…すぅ」

ザングース「・・・ああ」

今度は、マジでしっかりしよう避妊とか色々。そうハブネークの寝顔に誓った。
84 こたさんや 2014/08/14(木) 04:57:21 id:OWDH3/uo0
しゅーりょー。これで終わりです。

夜が明ける…何やってんだろ本当。

反省なり後悔なりは寝たあとにします。まず寝ます。はい。

おやすみなさい。
85 名無しのデデンネ 2014/08/14(木) 07:48:55 id:LIdOaMmI0

深夜の更新お疲れさまです。

二匹がエロくもあり、可愛かった(小並)
86 こたさんや 2014/08/14(木) 13:03:51 id:aMPkxH5A0
わぁ…読み返したけどなに書いてるんだろ俺。

そしてなによりの後悔。これケータイで書いてるんですけど、ケータイの予測変換がエロ単語ばかりになるという…。

BBSへの転載考えてます。…ただ、ケータイでの転載なのでコピーがしにくいんですよね。どうしようか。
まあまだまだ先の話です。
88 名無しのデデンネ 2014/08/14(木) 21:31:00 ID:9CCvAj1kO
エロ過ぎで過激だよ。早いな。終わるん新作楽しみにしているよ。
89 名無しのデデンネ 2014/08/14(木) 23:06:13 ID:/F01bIpQ0
>>88
てか下手なエロSSよりエロい希ガス