メガデデンネはマイナー

SS板Produceで完結したSSなどをまとめていきます。プロデューサー支援用ブログ

コトネ「新年初勝利!」レッド「……」

名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:32:22 id:NybTTgHY0
レッド「……俺の有り金はこれで全部だ」

コトネ「あーもう違いますって!先週も話しましたよね!?」

コトネ「あの時も私がお金欲しさにちょっかいかけてるとか思ってたじゃないですか!?ひどくないですか!?」

レッド「……」

コトネ「どうしました?」

レッド「……でなきゃお前が俺に近づく理由が無い」

コトネ「…………どんかん」

レッド「?」

 

名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:32:57 id:NybTTgHY0
コトネ「そんなことより今日はお正月ですよ!」

レッド「……お年玉?」

コトネ「だからお金が欲しいんじゃなくてですね……」

コトネ「初詣にでもいきましょうよ!」

レッド「……なぜ」

コトネ「1月1日に初詣に誘うのに理由なんていらないんです。さ、いきますよ」

レッド「……あー」グイグイ
名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:35:22 id:NybTTgHY0
***

コトネ「わー。やっぱり人多いですねー」

レッド「……息苦しいな」

コトネ「それよりレッドさん?」

レッド「……なんだ」

コトネ「私の着物姿に何のコメントも無しってひどくないですかね」

レッド「……?」

コトネ「期待した私が馬鹿だったってのはよーくわかってます。わかってます!」

レッド「……」キョロキョロ

コトネ「(だめだ、聞こえてない)」
名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:36:43 id:NybTTgHY0
***

チャリーン ガラガラ パンパン
コトネ「(隣のヤドンをもう少しだけ敏感にしてください神様……!)」

レッド「……」


レッド「……何をお願いした?」

コトネ「はい!?いや!?別に!?大した!?ことじゃ!?ないですけど!?」

レッド「……? そうか」

コトネ「そ、そういうレッドさんはなんてお願いしたんですか?」

レッド「……家内安全」

コトネ「はい?」

レッド「家内安全」

コトネ「(しばらく『家』に帰ってない人が何言ってるんですかね)」
名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:37:37 id:NybTTgHY0
***

コトネ「お参りもおみくじもしてやること全部こなしちゃった感ありますねえ」

レッド「……帰るか」

コトネ「ご、ごはんでも行きませんか?」

レッド「お金が無い」

コトネ「(しまったッ!おまもりこばんでごっそり持って行ってしまったんだった……ッ!)」

コトネ「私が出しますから!」

レッド「……まあ、それなら」

コトネ「(ほっ)」

コトネ「(なんだかんだではじめてのデートだもんなー……)」

コトネ「(……まだ帰りたくないですよ。そりゃ)」
名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:38:05 id:NybTTgHY0
***

コトネ「しばらく下界のご飯にありついてないんじゃないですか?」

レッド「……まあ、そうだな」

コトネ「じゃあコガネにオープンしたレストランなんてどうですか?3つ星ですよ!3つ星!」

レッド「……普通のところでいい」

コトネ「そうですかぁー残念だなぁーバトルができるレストランなんだけどなぁー」チラチラッ

レッド「」ガタッ

コトネ「いきましょうか」

レッド「……」コクコク
名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:38:25 id:NybTTgHY0
***


クリストフ「すばらしいタッグバトルのあとにはこちら。デザートです」

クリストフ「ミルタンクのミルクを使ったバニラをニューラの氷の礫でキンキンに冷やしております」

コトネ「やったー!おいしそうですよ!」

レッド「……寒くないのか」

クリストフ「それではごゆっくり」


コトネ「さっきのポケモン、すごい経験値くれましたねー。なんでもイッシュ地方っていうところに生息してるそうですよ」

レッド「……ああ」

コトネ「おいしかったですか?」

レッド「……」コクリ

コトネ「それはよかった!(……あれ?)」
名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:38:54 id:NybTTgHY0
コトネ「(あれ?これって完全に男女逆転してるような)」

コトネ「(まあレッドさんならひもでもいいかぁ……)」

レッド「……コトネ」

コトネ「はーい?(けど世間体考えたらなぁうーん……)」

レッド「……しばらくシロガネ山にはいないから会えない」

コトネ「はーい(他の目よりもやっぱり自分たちの意志、だよねえ……)」

レッド「……それじゃあ、ごちそう様」

コトネ「……今なんていいました?」

レッド「ごちそう様」

コトネ「その前です」

レッド「しばらく会えない」

コトネ「え」
名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:39:19 id:NybTTgHY0
***

コトネ「ニューラ、れいとうパンチ!」

ニューラ『ニュー!』ボコォ!

カイリュー『クゥオオオン!』ドサッ


ワタル「見事だよ。コトネちゃん」

コトネ「はい。どうも。ってかワタルさんに進歩g」

ワタル「またレッド君に会いに行くのかい?」

コトネ「いえ……なんかレッドさんしばらく会わないとかなんとか言ってたので行ってもいないでしょうし……」ハァ

コトネ「……ワタルさん、私何かレッドさんに嫌われるようなことしましたっけ……」

ワタル「……? いや、多分レッド君はそういう意味で言ったんじゃないと思うよ」
10 名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:39:56 id:NybTTgHY0
コトネ「え?」

ワタル「実は俺もしばらくリーグを留守にするんだ」

コトネ「ななな、なんでです?」

ワタル「イッシュ地方って知ってるかい?」

コトネ「えっと……」




コトネ「ああ!タブンネ!」

ワタル「ど、どっちかはっきりしてほしいけど……まあイッシュ地方で世界中のリーグ関係者を集めて大会が開かれるそうなんだ」

コトネ「……ということは」

ワタル「ただ単にレッド君がそれに行くから会えないってだけじゃないかな?」

コトネ「…………」

ワタル「たしかレッド君は俺と同じ便だし明後日に空港に来れば……ってあれ?」

コトネ「(うお、安心したら涙でてきましたよハイドロポンプうぇっ)」

ワタル「だ、大丈夫か……?」
11 名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:40:19 id:NybTTgHY0
***


ワタル「さあ、次の飛行機だね」

グリーン「ったく、ジムやリーグを閉鎖してまでやるようなイベントなのかぁ?」

レッド「……」ボー

グリーン「おい、レッド。行くぞ」

レッド「……ああ。先に行っててくれ」


ワタル「(やっぱり彼もコトネちゃんのことが気になってるのかな)」

ワタル「(彼らの問題だからね。俺には応援することしかできない)」










レッド「(……実家の鍵閉めたっけ)」
12 名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:40:44 id:NybTTgHY0
レッド「(オーキド博士にでも電話して……)」

コトネ「レッドさん――!」タタタッ

レッド「……あ、」

コトネ「はぁ……はぁ……」

レッド「……コトネ」

コトネ「ちょっと……はぁ…息が……はぁ、ふぅーー!」

コトネ「……会えないってちゃんと理由があるなら行ってくださいよほんっとに!」

レッド「!?」

コトネ「こちとら色々アホな心配したんですよ!?ほんっとにだめですねレッドさんは!」

レッド「……す、すまない?」


コトネ「それからレッドさん!」



コトネ「好……」
13 名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:41:12 id:NybTTgHY0
コトネ「(きです!好きですよ!くそっ!言えるかっ!)」


レッド「……?」

コトネ「きぃ……」ボソボソ

コトネ「……です……よ」ボソボソ

レッド「……あぁ」

コトネ「……!」








レッド「……キーか。ちょうど気になってて。できたら帰りにマサラでうちに寄ってくれないか?」


コトネ「………………………………………………………………は?」
14 名無しのデデンネ 2014/12/29(月) 22:41:36 id:NybTTgHY0
レッド「……母さんも今家にいないから心配で」


コトネ「(なんでこんなのを好きになったんでしたっけ)」

コトネ「そ……」

レッド「……正月に家内安全をお願いしたから大丈夫だとは思うんだけどな」

コトネ「(普段結構つよいのにベッドで泣いて過ごしたりしたんですよこちとら)」

コトネ「そん……」

レッド「……というわけで頼めるか?」

コトネ「(けどまあ…いっか……)」ニコニコ


レッド「それj」



コトネ「んなわけあるかああああ!もうイッシュでもどこでも行けぇぇぇええ!」ドコォ

レッド「ぐほあ!?」

まだまだコトネは苦労しそうです


おしまい

元スレ↓

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